ムチェルの塩釜焼き

不真面目に真面目で時に気まぐれ

上から見ることと下から見ること

起きてダラダラしてたらね、こんな記事がありまして。

宝くじ - スズキのアクアパッツァ


それと共にTwitterでも宣伝させていただいたのですが


ひらめく子供と硬すぎる大人 - ムチェルの塩釜焼き


この二つ。下のは僕の前の記事です。


この二つは小学生のサッカーについて書いてあります。結構僕も自信作ですし、上の方のも素晴らしい記事です。ぜひ読んでみてください。



ということで宣伝タイム終了



まぁ内容は近いものがあるのでごゆるりとお付き合いください


ではいきなりですが、小学生にとってサッカーが上手くなるために必要なことってなんだと思います?


一つはもちろん足元の技術。これは外せません。当たり前オブ当たり前


二つ目。これは案外出来てない子が多いと思うんですが、色んな試合を見ること。海外もJリーグも。色んな試合を見ることってすごく大事です。


そして三つ目は








身長



そう、身長なんです。


柴崎岳とか宇佐美貴史とか、日本でトップクラスの選手達の小学生時代ってたまに出てきますよね。



彼ら頭一つ飛び抜けてませんか?



そう、案外身長って大事なんです。


なんでだと思います?


小学生の頃サッカーやってた人は共感できる人もいるともいるんではなかろうか。


小さいと敵のプレッシャーってそんな来てなくても怖く感じるし、何よりスペースを見つけられない。


余裕っていうものがないんです。


僕個人、小学生の時はチビだったのですごく分かります。

俯瞰的に見れる、懐が深いからプレッシャーもそんなに強く感じない。

大人になって気づきました。身長って大事


「じゃあチビはどうなるんだ!」

「今から身長を伸ばせって言うのか!」


いえいえそうじゃありません。


低身長の長所を伸ばす練習が大事なんです


日本人はそもそも世界的に見ても小さい。フィジカル面ではアフリカに負ける。さらに、ブラジルやスペインなどフィジカルで勝負しない国だってある。


ではスペインやブラジルと日本は何が違うのだろうか。


それはイデアの多さだと感じます。


小学生のサッカークラブって結構あるんですけどね。面白い練習してる所がありまして。


カラーコーンをゴールに見立てて普通の2vs2の練習


ただしルールは





どちらのゴールに入れても良い


というもの。



これは考えさせられますね。



どのように組み立て、どのようにパスを回し、どちらのゴールに攻め込むか。また、それを味方と共有できるのか。


守備面も考えさせられます。



外から見てても考えさせられました。


僕も混ぜてもらったのですが、その時の相手の二人と味方の子に話を聞いてみたんです。


質問内容はただ一つ

「一番大事だと思うことはなにか」


味方の子は「どのようにゴールに向かうか」

敵の子の一人は「奪った瞬間にどっちに向かうか」


この答えも素晴らしかったのですが、敵のもう一人の子が身長の低い子だったんですが、その子の答えが


「どう相手の裏を突くか、そのために何をすれば相手を置いていけるか」



という答えだったのです。





素晴らしく感動しました。



と同時に一つ驚きだったのは、その子は控えに回ることが多かったということ。
その事についてコーチにも聞いてみた。

「突拍子もないことをしてパスミスが多くなってしまう。ポジションも分からない。何よりもフィジカル面が…」と本音を教えてもらいました。親が聞いたら発狂ものかもしれないですね笑


つまり、アイデアが素晴らしいがそれを味方と共有出来ていない。という以前にフィジカル面の問題だったのだ


身長が低いだけで使えないという現実。さらに、日本では突拍子もないことをすると異端児扱いをされ、下手したらその技術は潰されかねないのです。


勿体ないですね。


小さい子ほど頭を使い、技術を磨いているということが分かっていない指導者が多いことに驚きます。


確かに体が大きい子の方が遠くに蹴れるし強いし、俯瞰で見れる。



でも小さい子を育てないと日本サッカーの成長はない気がするんです。アイデアを潰してはいけないと思うんです。


考えさせる練習をしてるからこそもったいないなと思いました。



でも、そのコーチも

「出来ることなら使ってあげたい。見ていて面白い。周りにその考えを落とし込むのが難しいだけ。」


という回答でした。



試合に出て結果を残してほしいなって心から願っています。


小さいからこそ出来ること、見えることを潰さないで


そう願います。



では今回はこの辺で…